天神の昼下がり。
時計の針が一時を過ぎたころ、
ふと一杯、飲みたくなるときがある。
今日は仕事が休み。
観光の合間に、少しだけ大人の寄り道。
あるいは、ランチの代わりに、ゆっくり魚をつまみながら過ごす午後。
そんな時間に似合う店がある。
「天神 大晴海」──昼11時から開いている、ちょっといい居酒屋だ。
【魚で始める、昼の贅沢】

注文したのは「大晴海定食」。
でも、ドリンクのメニューに目がいく。
ハイボール、レモンサワー、日本酒──
迷った末に、レモンサワーを一杯。
厚めに切られた刺身と、シュワっと広がる酸味。
「昼から飲む」という背徳感を、心地よく裏切ってくれる。
【おでんの湯気が、昼に似合う】
テーブルの中央には、小さなおでん鍋。
鯛の出汁がふわりと香ってくる。
大根、ねぎ袋、春菊。
どれも派手ではないけれど、確かに旨い。
昼間の明るさに、湯気が静かに立ち上る。
会話は少なく、音楽も控えめ。
この空気が、昼飲みを特別な時間にしてくれる。
【ひとりでも、ふたりでも。】
昼飲みというと、どこか肩身が狭いイメージがあるけれど、
ここでは“自然”だ。
カウンターで一人、ゆっくりとおでんをつつく人もいれば、
友人同士で定食とサワーを楽しむテーブル席もある。
静かで、穏やかで、気取らない。
それが、大晴海の昼。
【午後三時、いい時間だったと思える場所】
営業時間は11時から15時まで。
明るいうちに、魚を食べて、酒を楽しんで、
少しだけ心をほどいて。
夜の飲みとは違う、“ちゃんとした昼飲み”。
そんな時間を、大晴海は用意している。
帰り道、空を見上げると、まだ明るい。
「いい時間だったな」と思える昼。
また来たくなるのは、たぶんそんな店。

天神 大晴海(たいせいかい)
ランチ&昼飲み|11:00〜15:00営業中
刺身定食・おでん・一品料理と、お酒をご一緒にどうぞ。